ミステリーレコード

Coexistence of Science and Mystery

心霊現象のレンダリング 〜人はなぜおばけを見るのか〜

心霊現象は様々な怪奇を人に見せる。

ポルターガイストドッペルゲンガー、呪いや魔術、悪魔祓いなども人に対して見えない何かのエネルギーが働いているとされています。

 

時には霊自体が直接人の目に現れる事もあります。

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このエネルギーは何なのか?


どこから出現している力かのか?

 

なぜ見えるのか?

 

現象自体より、その隠れたちからが何なのかがとても気になってます。

 

そんなものは全て脳内で起きてる幻覚や幻想であると言ってしまえばそれで終わってしまいますが、それだけでは説明できない事が世界中でたくさん報告されているし、たくさんの専門の研究者や物理学者までもがその現象を科学的に突き止めようと研究をしています。

 

イタリアの精神科医で心霊研究家でもあるチェーザレ・ロンブローゾさんは、ポルターガイストや心霊現象はその現象を経験する人の意識、無意識に関係があると言っています。(ポルターガイスト 著者コリン・ウィルソンより)

 

特にポルターガイスト現象が起きる時に思春期の女の子が関わっている事が多いと沢山の研究者が言ってるのも気になります。

 

意識や無意識がどのように物質を動かしたり、人の前に現れる現象を起こすのでしょうか?

 

ここからはこちらの本を元に書いていきます。

(スリランカの悪魔祓い 著者=上田紀行)

 

スリランカで行われている悪魔祓いの儀式では呪術師が患者に憑いた悪魔を呼び出し、患者から外へ出て行けと供え物を使い誘いだす、そして患者の体から出ていってもらう。

取り憑かれていた患者は部屋から出る事もなく抜け殻のようになっていたが、悪魔祓い後はとてもよく笑い、普通の生活に戻る事ができた。

 

もちろん、取り憑かれていた時に病院へ連れて行って検査もしていた、精神的異常は何も見つからずに原因がわからないとの事で悪魔祓いを受けた。

 

この悪魔祓いの儀式、患者の悪魔憑きに関しても人の意識のちから無意識のちからが働いてると思われます。

 

そのちからとは何なのか?

 

そこには右脳の動きと左脳の動きが関わってくると思われる。左脳は現実の物質世界にとどまり、右脳は隠された精神世界へと導く。人の意識が脳に影響を与え、現実世界にも影響を与えてる。影響を与えた現実世界を右脳が捉えている。

 

 

アミニズム

全ての物質、動・植物、鉱物質の物までに霊魂(意識)が存在すると言うアニミズムという考えがある。

物質は物として存在しているだけではなく、エネルギーとしても存在している。量子力学を少し知っている方なら分かると思うけど、主体が物を見ようとすればエネルギーの方が見えなくなり、エネルギーの方を見ようとすれば物の方が見えなくなる。つまり、客観的に対象を確認する事はできず、主体は常に客体との関係性の中にあり、対象に影響を与えないわけにはいかない。

 

何かここにヒントがあるような気がするんですが、うまく文字にできなくモヤモヤしてます。

 

人の意識、脳内での複雑な現象、そして物理的に影響を与えるという道筋があるのだろうとは思うけど、なかなか見えてこない力その者の正体。

 

ただ、誰にでも存在する現実世界は2つの現実世界があるような気がします。それは主観的現実世界と客観的現実世界です。

 

著者の上田紀行さんがこの本でその答えのような事を書いています。

 

霊は存在するのか?と言う問いについて。

その問いについて答える前に、その存在が何を意味しているのかを問わなければならないと。

 

多くの人はその存在を左脳的な世界での存在だと思ってしまう、霊という物体は存在するのかという意味で問うている。

そして、その質問に答えるならばNOである。

 

しかし霊は存在する。

 

アミニズム的にいうとエネルギーとしての存在です。そのエネルギーは自体独立して存在しているのではなく、あくまでも結び合った関係性の中での存在である。

 

それは右脳的コミュニケーションの中に存在するといってもいい。つまり霊とは霊的関係が結ばれた時に初めてそこに現れてくるエネルギーなのだ。

 

 

心霊現象のレンダリング

ここまでの心霊現象についての説明を書いてきて個人的に一番分かりやすく説明できるのが、心霊現象のレンダリングかな?と思い書いていこうと思います。

 

まずレンダリングと言う言葉は知っていますか?

 

Wikipediaによるとレンダリングは、データ記述言語やデータ構造で記述された抽象的で高次の情報から、コンピュータのプログラムを用いて画像・映像・音声などを生成することをいう。元となる情報には、物体の形状、物体を捉える視点、物体表面の質感、光源、シェーディングなどが含まれる。とあります。

 

つまり、パソコン(人間)を操る人(意識)がいてプログラミング(エネルギー)を行い、パソコン画面(現実世界)に映像(心霊現象)が現れる。

 

意識が人を操りプログラミングという情報(エネルギー)をパソコンの画面上に現実化する。

パソコンから接続された他のシステムによって、現実の物を動かしたりもできるし、音を出し別の人へ何かしら脳への影響を与える事もできるかも知れません。

 

これが現実世界で起きている心霊現象を分かりやすく説明できる方法かなと思います。

 

最後に

心霊現象そのものの力の正体は分かりませんが、心霊現象という現象がどういったものなのかは何となく分かってもらえたら嬉しいです。

紹介した2冊の本ではもっともっと詳しく説明されていますので、うまく説明が届いていなかったらこちらの説明不足です。このテーマに関した更に詳しい情報や紹介したい本などがあれば、また書きます。