ミステリーレコード

Coexistence of Science and Mystery

都市伝説から真実への道 (UAP〜未確認異常現象)

1969年、コンドンレポートの発表では「UFO研究が科学的発展を生む可能性は低い」とニューヨークタイムズなどの報道機関の報道によりUFOの存在は一般市民の人達の中では都市伝説化していく。

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それから約50年、アメリカはUFOについての研究はしていないと言い続けていましたが、2017年にNYタイムズがUFOの研究が実はおこなわれていた事を暴露します。そして2020年国防総省はUFO研究について正式に認めました。(UFO現象は都市伝説ではなく、科学的解明をする価値があると言っています)UFOを研究する機関の名称を色々と変更を繰り返し、2022年にAARO(全領域異常対策室)が設立しました。f:id:recovery627:20240315231209j:image

UFOの呼び名もUAPとなりましたよね。

 

UAP情報公開法

アメリカ議会において、毎年提出される国防予算に関する法律、国防権限法というものがあり、2023年その法律にUAP情報公開法が追加されました。

草案の段階で書かれていた内容として

1.国立公文図書館に連邦政府のUAP関連の情報を全て集約する(今までは国防総省やエネルギー省やCIAなど、まとまっていない状態な為)

2.情報開示は第三者委員会を設置し、その委員達によって開示をする。これまでにUAP研究に関わった人物は委員会に入れない(UAP研究に関わってない人達によって開示するべきと判断が下れば、そく開示、国防に関わる内容が含まれる場合には25年間延長され、25年後にまたその情報については判断される)

3.エミネント・ドメイン、民間企業がUAPに関わる物や技術を所有していた場合、国が収用できる。(国家が公益の為に必要な私有財産を保証と引き換えに持ち主から収用する権限)

この草案は、多くのUAP研究者たちがむかしから言っている事で、国の一部の人達によって何の報告もせず、民間企業にUAP研究を委託している為、国は何もUAPの残骸などは持っていないと言い逃れが出来てしまう、それを阻止するためにエミネント・ドメインを草案に入れている。

 

法案がすんなりと通過なのに

アメリカの共和党民主党はなんでも揉める状況の中、両党の中でUAP情報公開法については一致。しかし最終的に法案がホワイトハウスに送られバイデン大統領がサインする段階になる前に変更になります。

結局できた法案は2024年2月23日までに国立公文図書館にUAP関連情報をまとめる。2024年10月23日までに各省庁が一般公開の是非について判断する。

 

情報がまとまった場所に集まれば、これからのUAP研究はスムーズにはなるだろうからいい事だと思うけど、それ以外は今までと変わらないような気がする。この理由についてはNYタイムズは、情報機関によって潰された。匿名の関係者の話として国防総省からの圧力がかかったと報道した。

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色々と陰謀論がささやかれてもしょうがない感じがしますよね。とは言え根拠のない陰謀論で真実を探ったところで、迷路に迷うだけで何も見つからないので情報公開に期待するしかないのも現実です。

 

2024年3月 CNNニュースにて

AAROはエイリアン技術の証拠は見つからないと発表、そして米軍は目撃情報に関するより良いデータを収集するために、携帯型UAP探知機キットを開発している。保護ケースに収まる、一連のセンサーで構成されている新しいポータブル検出キットは、現在テキサス州の射撃場でテストされていると、AAROの局長ティモシー・フィリップス氏は述べています。

さらに、AARO職員がリアルタイムのデータを取得し、UAP事件発生時により迅速に対応できるようにするため、新たに展開可能な監視機能「グレムリン・システム」を開発、改良しているとも述べています。

 

UAPが現実的に起きており、航空領域での危険性、その他様々な危険な状況に至る事件もたくさんある中、今だに未知で解明できない現象であるという事だけが、真実という所にある情報なんだと思います。多くの研究者や科学者によっての答えや考察が様々である事からもそれは見てとれますよね。本当の真実はどこにあるんでしょうか?更なるUAPの情報に期待してます。

 

今回のUAP情報公開法に関しての情報元は

New!!【UFO/UAP】秘密裏に研究していたアメリカがついに認めたものの...."彼らは確かに所持している"-証言者達と調査機関とのせめぎ合いの歴史を紐解く- - YouTube

YouTubeDave Fromm Channel」

UAPに関する最新の情報やたくさんのミステリー現象についてなどを紹介してくれる番組です、興味のある方はぜひチェック!!

 

 

でわでわ。

幽霊が見える人と見えない人 ~霊感と偶然の謎~

「幽霊を見た事がある」とか、「あの場所には幽霊がでる」などと心霊現象についてお話をした事は誰にでもあると思います。見た事がある人は、その時の恐怖体験や不思議な体験を語ったり、見た事が無い人は興味を持ち、その場所を聞いたりと、幽霊について話をします。

ちなみに幽霊をウィキペディアで調べて見ると、死者の霊が成仏できずに姿を現したものと書いてあります。この世に未練があり亡霊や祟りなどと言われ人が恐怖を感じる存在というイメージが強いと思われます。

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頭の中では幽霊という存在がすでに確定していて、それが見えるか見えないかは霊感の強さによって分かれると思っていませんか?

もしくは、心霊現象自体が「脳の中で作られた幻覚や見間違えによるものだ」と否定的な見解をする人もいると思います。

 

今回のお話は、なぜ幽霊が見える人と見えない人がいるのか?を色々な視点から見て答えに近づけたらいいなと思い書いていきます。

 

 

人間は恐怖を感じたりすると何か気配を感じてしまうそうです、後は思い込みなどによって、見間違えたものをよりリアルに感じてしまい、それを幽霊と思い込んでしまう事もあるそうです。

 

Yahoo!ニュースでこんな記事がありました。

news.yahoo.co.jp

このニュース記事によると、心理学者ジェームズ・フーランが実験を行い、参加者を2つのグループに分け、1つのグループには「この劇場には幽霊がでる」と、もう一つのグループには、「この劇場は改装中だ」とだけ伝え、劇場内を歩き回ってもらった。

幽霊が出ると聞かされたグループは、あちらこちらで幽霊の気配を感じ、そうでないグループは特に何も感じなかったと。

 

これは、幽霊の存在を頭の中、心の中で意識する事によって、気配を感じてしまうが、それは幻想や幻覚、幻聴であり、幽霊は存在しないという実験結果としてのニュース記事です。

この実験では、幽霊が出ると聞かされたグループは、何か気配を感じたかも知れませんが幽霊自体を見てはいません。幽霊を見たという人の中にははっきりとした幽霊をみたと言う方も多く、話を聞いても見間違えや気配だけで説明できるようなものでは無い気がします。

 

そう考えると、やっぱり霊感という特別な感覚が幽霊の存在を感じ取り意識に浮かび上がらせているのか?

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そもそも幽霊の存在を意識する事なんてできるんでしょうか?

幽霊の存在自体が客観的に確定されいる訳ではなく、人それぞれに幽霊像みたいなものがあると思われるし、幽霊を見た人だって自分が頭の中に想像していた幽霊を見たとも思えません。なんとなくこんな感じだろうと思っていても、全く違った幽霊を見たと言う人もいるかも知れません。

 

例えば「インビジブルゴリラ現象」というものがあります。

en.wikipedia.org

 

ある事に集中している事で、他の見えているはずのものが見えない事があるという現象です。学生達がバスケットボールをパスするビデオを制作しました。

白いシャツを着た選手達がボールをパスする回数を数えるようにと求められた視聴者は画像の中央に映る着ぐるみをきたゴリラには気づかない事がよくある現象です。

 

人は意識しないものを意識に浮かべる事はできません、つまり見る事ができないんです。

ただ、「偶然」意識する事ができれば見る事ができるかも知れないとも言えます。

 

例えば「今日の帰り道で、黄色いナンバーの車は何台みましたか?スマホで電話をしながら歩いている人を何人見ましたか?コンビニに貼ってあるポスターには何が載っていましたか?」おそらく、「分からない」と言うと思います。

だけど、明日の帰り道に黄色いナンバー、電話しながら歩いてる人、ポスターの内容をチェックしてきたら1000円上げるよとでも友達に言われたら見えると思います。もし、黄色いナンバーが幽霊だとしたら、電話しながら歩いてる人が幽霊だとしたら、ポスターの内容が幽霊だとしたら、幽霊を見た事になりませんか?

 

あくまで例えばなしですが、そういった事で幽霊を意識する事で見えるひとと見えない人がいるんではないかなと思えたりもするんですがどうでしょうか?

 

まだ問題はあります。

黄色いナンバーが幽霊だとしても、最初の黄色いナンバー(幽霊)を意識できる「きっかけ」が何なのか?という問題です。意識する事ができれば見えるが、存在の分からない幽霊を意識するきっかけが無ければ見る事ができません。

人は意識しないものを意識に浮かべる事はできません、つまり見る事ができないんです。ただ、「偶然」意識する事ができれば見る事ができるかも知れないとも言えます。

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友達に黄色いナンバーを見てくれと言われないと絶対に見れないという訳ではないですよね。

たまたま、なんとなく、ふと気づいたら、黄色いナンバーを意識してしまう事もあると思います。信号待ちの先頭に止まっている車が黄色いナンバーで特に気にも留めずに見ていると黄色いナンバーだと意識してしまったりすることありませんか?

 

その意識が続いていると、黄色いナンバーの車を他で見ても意識して見えてしまいます。そしてその意識が消えるとまた見えなくなります。次の日、帰り道で目の中に入っているとしても、もう見えていません。

 

もし、霊感の強さで幽霊が見えるものだとしたら、強い人は常に見え、弱い人は見える事がないという事になるし。知り合いの中でも幽霊を見た人って、常に見えている訳ではなく、一度だけ見たがそれ以来見た事がないという人ばっかりです。

 

幽霊を見る事に関しては、あまり霊感という能力、感覚は関係してないような気がしませんか?そうなると、幽霊が見えるのは偶然説がそれなりに信憑性があるように思えるのは私だけでしょうか??

 

人の意識はとても不思議で、人類最大のミステリーと言われています。

 

もう一つ、幽霊が見えるのは偶然説の説明として幽霊側からのアプローチがあります。もちろんこのアプローチも偶然によるものです。

 

こちらも黄色いナンバーで例えて説明します。

車が急に飛び出してきて、危うく事故にあいそうになったりした時に車を見ると思いますが、その時にナンバーが目に入り意識してしまう事で見えてしまう。車を意識する事によって、偶然ナンバーにも意識が向いてしまう事はあると思います。ナンバーを意識しようとして車を見るのではなく、車を見た時、偶然ナンバーにも意識が向いてしまうという事。そのような幽霊側からのアプローチも幽霊は人を選んでアプローチしているのかも知れませんが、その人にとっては偶然だと思います。

死者の霊が成仏できずに姿を現したもの、更に未練があるのならば幽霊にも意識があり幽霊側から人へのアプローチがあったとしてもおかしい事はありませんが、やっぱり偶然のきっかけが無ければ見る事はできないんだと思います。もしかしたら幽霊側のアプローチは頻繁にしているが、なかなか人に気づいてもらえないのかもしれないですね。

 

今回は、黄色いナンバーを幽霊と例えてみたんですが、うまく伝わってくれたかな?

幽霊の存在って、なんとなくイメージできても言葉で説明する事って難しいですね。

 

幽霊を見てしまった時、あなたは霊感によるものだと思いますか?今回書いたような偶然によって見えてしまったものだと思いますか?それとも別の何かによるものだと思いますか??

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幽霊が見える現象に関して客観的事実は存在しません、だから色々なストーリーが語られて行くんだと思います、偶然説も私が勝手に考察したものであり真実はわかりません、そのストーリーをエンタメとして楽しんでいただけたらいいかなと思っています。ただ、こう言ったストーリーがあふれる事で真実から離れて行ってしまうのも確かであり、過激になると陰謀論フェイクニュースとなってしまいますのでご注意を。

 

最後に、Yahoo!ニュースの記事の中で紹介されている本「超常現象の科学/リチャード・ワイズマン」は読んだことがありますが、本の内容は幽霊現象や超能力などを科学的実験によって、脳の認知システムの盲点だと説明されています。心霊現象などを信じていようと信じてなかろうと、何かしらの恐怖を感じてしいますが、この本を読んで見るとその恐怖を少し減らせる事ができると思います。

 

 

何を信じるかは自由ですが、その前に反対側にあるものも知る事はとても大事な事だと思っています、でわでわ。

AIには作り出せない!!人の温かさとは?

こんにちは、お久しぶりです。

昨日、知り合いの方が「最近のAI技術によって作り出される絵(イラストなど)や動画は素晴らしいものではあるけど、やっぱり人が作り出したものの方が人間らしさや温かみがあっていい」と、AIについて、話をしていたんだけど。現在のAIが作り出す絵と人間が作り出す絵を人は見分ける事ができるのか?見分ける事が出来るなら何が違うのか?疑問に思い色々と調べて見ました。

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人が作り出す絵(その他、様々な作品)の温かさとは?

そもそもの温かさとは何かを調べると、「温かい」とは、物が冷たくなく熱すぎもせず、程よい状態である。思いやりがある。いたわりの心がある。という意味だそうです。

AIが作るイラストより、手書きのイラストの方が温かさがある、他にもよく言われる事でデジタル音源よりレコードの生の音の方が温かみがあるとか、最近だとchatGPTなどを使って書かれた文章より手紙の方が思いやりがあっていいなどです。

これらは、本当に人間の知覚で判断できるんでしょうか?なんとなく感覚的にわかるという人もいると思いますが、本当に分かっているのか?個人的には、わかった気になっているだけのようにも見えます。

ただ、それ以上の何かで温かさが人に伝わるものがあるとするならば人間の知覚とは別の第六感(シックスセンス)かもしれません。

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第六感(シックスセンス)とは、理屈では説明がつかないが、鋭く物事の本質をつかむ心の動き。勘やインスピレーションなどです。

第六感というとスピリチュアルの世界の事のように思えるかもしれませんが、脳が記憶している情報量はスーパーコンピューター以上と言われており、2013年に理化学研究所が発表した調査結果では、世界で4番目に性能が高いスーパーコンピューター「京」でさえ、人間の脳が1秒間に行っている情報処理に40分かかった事が分かっています。

もしかしたら、第六感の正体は脳がもつ膨大な量のデータを参考に判断した能力かもと思えてきませんか??

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デジタルで作り出す色数は1677万色と有限ですが、絵具や鉛筆で作り出せる色数はほぼ無限であり、レコードに録音される生の音も同じことが言えると思います。

そのデジタルとアナログの差をスーパーコンピューターを超える脳が、第六感として判断しているんでしょうか??

ただ、脳が持つ能力だとしても、第六感が強い人が確実にその温かさというものを判断できるわけでもなければ、第六感が弱い人が温かさに全く気付けないとも言えない。そもそも2000年代が始まる前から、絵を描く事も、レコードに録音される音もデジタル音源であることから、いくら第六感が強くても絵や音自体が同じでは意味がありません。では、AIには作り出せない人の温かさとはなんなんでしょうか?

 

結果としてはよく分かりませんでしたが、もしかしたらそのヒントになりそうなものがありました。

 

それは料理です。

 

同じものを作ってみても、作る人によって味が変わるという現象です、全く同じレシピ通りに作ったとしても、作る人がイライラしていたりすると、とても味が濃く感じたり、美味しいくないといい、優しく思いがこもっていると味がまろやかになり、美味しいと言います。

 

これは食事をする側は作り手の料理中を見ているわけでも、料理を作った本人を見た訳でもなく、何となく感じる感覚だそうです。

 

 

温かさの答えになるかは分かりませんが、AIが作り出せない温かさとは、絵、音楽、料理問わず、人の作る物には作り手の心が作り出される作品に「表れる」という事、そして受け取る側が、その「表れる」ものを感じ取るチカラが第六感であるという事ではないでしょうか??

 

「現れる」ものを、「気持ち」と言うと分かりやすいかもしれませんね。人が「現れる」という現象を作り出し、人が感じとる。「現れる」もののキャッチボールが成立した時に感じれるものが温かさなのかもしれないですね。

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でわでわ。

 

中国が脳を制御する兵器を開発か? ~ハバナ症候群と関係性はあるのか~

ハバナ症候群とは、2016年にキューバの首都ハバナにあるアメリカ合衆国大使館およびカナダ大使館の職員の方の中で発生してから、世界中のアメリカ外交官が報告した一連の頭痛等の症状の通称。音響兵器による意図的な攻撃や、あるいはコオロギの鳴き声と集団心理の影響とも推測されたものの真相は不明であったが、アメリカ合衆国国家情報長官室は2023年3月1日、同国の情報機関の大半が、外国の敵対勢力による攻撃の可能性は低いと結論付けたと発表。Wikipediaより

 

ウィキペディアにはこのように書いてありましたが、2022年2月のBBCニュースの記事では、米専門家委の報告でハバナ症候群の原因として電磁波が原因か?というものがありました。

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記事によると、多くの米外交官が見舞われているハバナ症候群の一部の症例について、電磁波によって説得力のある説明がつくと発表した。専門家委員会は今回の、一連の症状は「本物で否定しがたい」ものだとした上で、外部要因によって引き起こされた可能性があると指摘した。一方で、誰が背後にいると考えられるかには踏み込んでいない。

今回の専門家委員会の調査では、ある特定の症状を訴えているグループ(人数は公表されていない)に注目し、1000件以上の極秘文書や証言を精査した。

その結果、このグループの症例は環境や健康状態からは説明できず、何らかの外的要因や機器が原因の可能性があることが分かった。情報当局の調査関係者からは「多くのことが判明した」という声も出ている。

委員会は、ハバナ症候群に特有の4つの「中核的特徴」を特定。その中には、特定の方向、あるいは場所から何かがやって来るような感覚や、圧力を感じたというものもある。

また、症状の原因として信号音、化学的・生物的薬剤、電離放射線、自然的・環境的要因、電波や電磁波の5項目を仮定し、報告された症状を引き起こすような隠された機器がないかを調べた。

報告書によると、精神的・社会的な要因だけでは症状を説明できないが、それらが被害者の抱える問題を悪化させている可能性はあるという。さらに、環境要因や健康状態からも症状を説明できないと指摘した。

また、「この独特の神経・知覚的な症状のいつくかの側面からは、これが機能性神経障害によるものである可能性はみられない」と述べ、「外部からの刺激」が要因であると分析している。

その上で、中核的特徴について、無線周波数帯の電磁波で「説得力のある説明」ができると指摘。ただし、情報には欠落した部分が残っていると認めている。  bbc newsより

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WikipediaでもBBCニュースでもはっきりと原因はわからないこの現象は人によって起こされたものなのか?なにか自然現象によってなのか?ただ、自然現象によって起きているものなら、アメリカ大使館を限定として起きている事が不思議に思えます。

 

このハバナ症候群に関しては様々な陰謀論なんかも多くあり、複雑に枝分かれされ、真実からは離れて行ってしまってる気もします、そもそもアメリカ政府が今、分かっている事を全て公表するとも思いませんが。

 

そんな中、最近中国が脳を制御できるニューロストライク兵器を開発したのではないか?というニュース記事がありました。

 

このニュースは米国研究者によって12ページの報告書によって確認された。

中国共産党のニューロストライク計画の列挙、標的化、そして崩壊」と題された報告書は、中国が標的の認知能力を無効にするだけでなく、脳を制御できる新型のニューロストライク兵器を開発したことを示している。これらの兵器は人間に神経学的問題を引き起こし、意識を低下させ、戦闘中の兵士の脳を改ざんする可能性があります。認知戦争の著名な専門家マクレイトによって定義されたニューロストライクとは、認識を損ない、状況認識を低下させるために、独特の非運動技術を使用して兵士と民間人の脳を操作的に標的にすることを指します。

詳しくはこちら。

timesofindia.indiatimes.com

 

報告書は、中国による神経科学の兵器化が古典的なマイクロ波兵器の範囲や理解をはるかに超えていると指摘している。現在では、大規模に分散されたヒューマン・コンピュータ・インターフェースを使用して人口全体を制御することや、認知的損傷を引き起こすように設計されたさまざまな兵器を使用することが含まれています。中国に対する抵抗の根源は、これらの兵器を通じて、強い恐怖やその他の形態の認知的支離滅裂を植え付けて行動を起こさないことによって排除することができる。

軍事医学アカデミーには人民解放軍疾病管理予防センターと呼ばれる部門があり、そこでそのような兵器が製造されている。この研究所は、中共ニューロストライク研究における主導的役割が重要な正当化として、2021年12月に米国の輸出規制ブラックリストに掲載された。

 

このような兵器が実際にあり、使用されたのかはわからないけど、これの実験としてハバナ症候群を引き起こしたのかもと、このニュースを見て感じたんだけど、どうなんでしょうかね??

 

もう一つの記事で関係ありそうなものを見つけました。

AIの次は脳波技術か、中国の特許出願件数が急増 (Forbes Japan)

forbesjapan.com

世界最大級の無形資産可視化データベースを構築するアスタミューゼが世界の脳波技術の動向を調査分析したところ、2011年ごろから中国の特許出願件数が急増し、2022年には1800件を超えた。2位のアメリカでも500件程度。日本はドイツと3位を争っているが、どちらも150件をわずかに超えるほどしかない。

脳波をコントロールして気分を鎮めたり睡眠の質を高めるガジェットはすでに一般化されている。脳波で機器を操作する技術も古くから研究されているが、デジタル情報を脳波に変換して直接脳に送ることで視覚障害者も物が見えるようになるなど最新の研究も進んでいる。

しかし、いいことがたくさんありそうななかで、顧客の脳波を解析して好みの商品を提示する「ニューロマーケティング」なんて言葉を聞くと、ちょっと背筋が寒くなったりもする。そんな脳波技術の研究開発に現在各国がしのぎを削っているが、脳波技術関連の特許出願件数は、10年ほど前から中国が突出して増えている。

今後、どのように脳波技術が発展していくのか楽しみだが、キナ臭い方向に進まないことを祈りたいとForbes Japanは伝えています。

 

人間は様々な技術の開発に成功してきているが、やっぱりその技術は戦争兵器として使われ、そのお古が一般の日常へと降りてきている事も事実としてあります。そして脳波、思考をコントロールしようとする実験というのは昔から行われてきた事も事実としてあります。

昔から洗脳する事で思考のコントロール、教育やメディアによるものなど、現代では、SNSYouTube、などによって人々の思考のコントロールは当たり前に使われています、ただ今回の兵器は直接何かしらのエネルギーを当てて思考のコントロールができるものだとすれば、今までとはレベルが違うというか、全くの別物の脅威なのかも知れません。

そして、中国がこの分野でトップに立っているって事にかなり恐怖を感じますが、どう感じますか??

悪魔祓い ~バチカンのエクソシストと悪魔の歴史~

エクソシストとはキリスト教、特にカトリック教会の用語で、エクソシズム(悪魔祓い)を行う人のこと、エクソシズムとは「誓い」「厳命」を意味するギリシャ語であり悪魔にとり憑かれた人から、悪魔を追い出して正常な状態に戻す事を言う。現在のカトリック教会では、洗礼式の時に悪魔を拒否する誓約がある、かつてはカトリック教会の下級叙階の位階の一つとして存在し「祓魔師」と訳された。Wikipediaより

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悪魔の歴史と最初のエクソシスト

悪魔という概念や悪魔祓いの儀式は、古代都市バビロンやエジプトのファラオの時代から存在していた。デーモンという言葉は古典ギリシア語のダイモン、「狂った」を意味する、サタンという言葉はヘブライ語の「敵対者」「対抗者」を意味する、デビルは古英語のデオフェル、ラテン語のディアボラスギリシア語のディアボロスからきている。キリスト教では、このほかにルシファー、ベルゼブブ、ゼブルン、メリディアン、ベリアル、といった名前が使われている。

悪魔はあらゆる時代や文化において、その存在を認められ多種多様な名前で呼ばれていた、旧約聖書新約聖書にも頻繁に登場し、現代では様々な美術作品、文学作品、音楽やアニメなどにも登場してきた。

キリストの時代、肉体および精神の病はしばしば悪魔の仕業と考えられた。その病を治してきたイエス・キリストキリスト教における最初のエクソシストである。

最初にも書いたけど、古代都市バビロンや古代エジプトの時代からの悪魔祓いやプロテスタントが救済と呼ぶ儀式は、ユダヤ教イスラム教などキリスト教以外の宗教にもみられるが、そうした儀式を徹底的に成文化、制度化しているのはローマカトリック教会だけである。

 

旧約聖書の悪魔、新約聖書の悪魔

悪魔とはヘブライ語聖書(旧約聖書)に出てくる邪悪な力の、悪魔という概念的なものだと多くの聖書研究者は考えている、一方悪魔がはじめて登場するのはキリスト教徒が書いた新約聖書の最後の書(ヨハネの黙示録)である。現在のイメージする悪魔という存在は、その後形成されたものにすぎないと考えるものもいる。

古代の文書の訳語や概念をどう翻訳するかの問題で様々な議論が生じる。言葉の選択や解釈の違いで話が違ってきてしまうからです。英語訳の聖書だけでも多くのバージョンが存在していて、どのバージョンも「これこそが最も正確なものだ」と思えてしまい、逆にすべてが疑わしく思えてしまうと言います。

旧約聖書には善と悪との争いを描いた物語がいくつもある。

一部の学者によると、旧約聖書に出てくるヘブライ語のSATAN(サタン)という単語は「敵対者」「非難する人」もしくは「妨げる者」である。サタンは究極の邪悪な存在ではない、サタンは神が監視している天上の協議会の官吏として登場する。

例えば、サタンはヨブを苦しめるが、それはヨブの神への忠誠心を試すためである。

より邪悪な存在となるのは、もっと後の時代になってからだと言います。

 

新約聖書に登場するサタンは、現在の私たちがイメージするものに近くなっている

サタンは地上におけるキリストの敵に力を貸し、旧約聖書のサタンと比べるとより邪悪な存在になっている。ユダがキリストを裏切ったのは悪魔にそそのかされたからであり、悪魔は神の側近から敵対者に代わり、より大胆になって荒野でキリストを誘惑した。一部の学者によれば、ここでキリストと戦っているのは悪がサタンに姿を変えたものだという。

この戦いでキリストはエクソシストとしての力を手に入れ、その力を使徒たちと分かち合い、病人などを癒す事ができた。このことが悪魔祓いの基盤になっている。

 

ヨハネの黙示録では、悪魔はついにデーモンの軍団を手に入れる。

悪魔の姿がはじめて具体的に描写されるのもここである(ヨハネの黙示録 第十二章三節および四節)

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そして、ヨハネの黙示録の話では大天使ミカエル率いる軍団が悪魔デーモンたちを打ち破るのである。

 

科学と宗教

悪魔は自分の近くに潜んでいるのではないか?

多くのキリスト教徒は心の中でそう信じていた、何世紀にもわたって教会がそう教えていたからだ、疫病、天災、飢餓などは悪魔の仕業であると、予測もできないものから教会は守ってくれると、長いあいだ人々は素朴に信じていた。

 

科学はこれまで人々が恐れていたものに筋の通った説明を与えてくれる。

そう気づいたヨーロッパの一部の人間は、科学的発見をできるだけキリスト教の教義に合わせようと努力をしたが、科学は宗教的事実を損ねるものでしかなかった。

 

教会は真実に対する独占権を奪われ、社会をまとめる力を失いつつあった、もっとも脅威にさらされたのは、バチカンが宗教ばかりでなく、政治や経済も支配していたイタリアだった。そんなイタリアで科学と宗教をめぐる論争に二人の有名人が同時期に出てきた、その二人は正反対の研究を行っていた、それは偶然だろうか??

 

ひとりは初期ヨーロッパの科学者ガリレオ ガリレイ

聖書の教えに異論を唱え、物事の性質を理解するには観察と実験を用いる事も必要だと考えた、彼のアプローチはのちの科学研究の基盤となった。

ガリレオピサの斜塔の揺れるシャンデリアを見て、振り子を使った実験から時間の計測法を発見した他、望遠鏡を使って観測を行い宇宙は教会が考えているよりずっと複雑であることを発見する。

科学は地球が太陽の周囲を回っている事を証明したと示唆した、聖書にはまったく正反対の事が書いてあり、教会はガリレオの考えを抹殺しようと彼を異端審問にかけたのである。

信仰は証明できないものを信じることであり、地球が宇宙の中心であるという説は、悪魔は存在するという説と同じで、太古の時代に起源を持っておりキリスト教の教義の一部になっている「これまでつねに真実だったのだから、否定しがたい真実である」というのが、教会側の言い分だった。

 

もう一人の人物はジロラモ メンギ神父。

メンギ神父はガリレオと同じ研究者として有名だが研究は科学ではなく神学だ、悪魔や悪魔祓いに関する文献をまとめること、そして悪魔祓いを正当化し、悪魔の存在を専門に研究した最初の学者だった。彼は聖書以降の悪魔やデーモンに関する話などを何百と集め、そこに自分自身の考えを付け加えた。

デーモンはキリスト誕生の直後から存在しており、種類も地位も義務も様々で、神話に登場する神々に似た位階制があるとメンギ神父は言う。

空の上に住むデーモンは「火の者たち」と呼び、テレオと呼ぶ地上に住むデーモンは、世俗的な金や色で獲物を誘惑する、海や湖にこっそりと潜んで船を沈没させる者、地下に住み魔術師や魔法使いと協力する者、さらに光を恐れる者もいる、彼らは全て悪賢い知恵を持ち、未来を見透す能力を駆使する。

また、魔女はデーモンとセックスをし、魔術を学び、人間を操るという契約をデーモンと交わす。

これらは古代の迷信や民話のようなおとぎ話のように思えるかも知れないが、教会はそうは考えなかった。

 

悪魔憑きの兆候

悪魔に憑かれた人間には、いくつかの兆候が見られる事があり、これをメンギ神父はリストにした。

・それまで知らなかった言語を話す

・知りえない事実を口にする

・超人的な力の発揮

・司祭や神聖なものに対する嫌悪

・深い憂鬱

・悪魔の助けを求める

・ナイフや釘、ガラスの破片などを吐き出す

 

これは、現代のカトリックエクソシストが基準にするチェックリストとほぼ一緒である。

 

メンギ神父は、エクソシストの為のハンドブックを出版した、それには祈りと祓いの文句、十字の切り方、司祭はいつ被術者に頸垂帯をかけるかなどエクソシストとして踏むべきステップがすべて説明されている。

教会側もエクソシストの為に独自のマニュアルを発行した。

多くの書かれている事はメンギ神父とほとんど変わらず、メンギ神父の仕事はバチカンによって是認されたのである。

 

 

現在、多くの神学者たちはサタンの存在を否定している、少なくともエクソシスト達が心に思い描いているような実態を持つ存在だとは考えていない。

けれど、十九世紀以降の時代に悪魔祓いの後継者がいなくなった訳ではない、スペインのカルメル会修道士の司祭フランチェスコ・パラウ神父は生涯を悪魔に憑かれた人々を癒す為に捧げたと言われている。

 

教皇レオ十三世(在位1878~1903)によって書かれた祈り

「大天使ミカエルよ、戦いにおいて私たちを守り、悪魔の悪意と罠からお救いください。神が悪魔を罰されることをわたしたちは伏して祈ります、おお、天軍の皇子よ、魂を破滅させようと地上を徘徊するサタンや悪霊たちを、神の力によって地獄に落としてください。アーメン」

 

この祈りは、一世紀後の今も多くのミサの最後に会衆たちによって唱えられています。

 

 

引用および参考とした文献

バチカンエクソシスト」LAタイムズ ローマ支局長 トレイシー・ウイルキンソン

 

魔女と薬草 〜薬草の魔力〜

魔女伝説

4月30日の夜、魔女達が集まり悪魔と共にお祭りをするという言い伝えがヨーロッパにはあるそうです。この日の夜の事を「ヴァルプルギスの夜」と言います。

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この夜、魔女たちは自分がこの1年間どんな悪い事をしたかを悪魔に報告し、カビだらけのパンなどを食べ、その後、皆で背中合わせになって踊り、1番最初の鶏が鳴くと姿を消すと言う。

この魔女の集会地としてよく知られているのが、ドイツ中部のハルツ山地にあるブロッケン山である。

ドイツの世界的文学者ゲーテは戯曲「ファウスト」の中でヴァルプルギスの夜を取り上げた事により、この魔女の夜は世界に広く知られるようになり、ドイツのブロッケン山が元祖と言われるようになりました。

 

魔女とホウキの関係

魔女と言えば、ホウキにまたがって空を飛んでるというイメージが定着していますが、17世紀、ドイツの民俗学者プレトーリウスは「ブロックスベルクの仕業」でブロッケン山のヴァルプルギスの夜について紹介している。

それによれば、魔女たちはホウキの他に、雄山羊や豚などに乗り、裸でブロッケン山へ飛んでいったという。(本にはヴァルプルギスの夜のイメージ絵があり、そこには雄山羊に乗った魔女たちが書かれています)

魔女が空を飛ぶ為に、身体に軟膏を塗って初めて空を飛ぶことができた、空を飛ぶ為には軟膏が重要なのだそうです。

 

ヨーロッパで魔女迫害が始まると、魔女は悪魔の使いであり、雄山羊は悪魔の化身であるという考えが広がり、魔女と雄山羊を組み合わせた絵がヨーロッパにおける魔女像として生まれたのである。

 

ドイツの画家アルブレヒト・デューラーは雄山羊の頭に背を向けて逆乗りする凄まじい魔女を描いている。f:id:recovery627:20230131143936j:image

スペインの画家フランシスコ・デ・ゴヤは巨大な雄山羊の前で空を飛ぶ修行に励む裸の男女を描いている。f:id:recovery627:20230131143959j:image

 

多くの画家達は、軟膏を体に塗ったりしている裸の魔女の絵を沢山書いており、これらの絵によって、魔女とはいかにも怪しい、目をそむけたくなるようなエロチックな存在という偏見が広まった。

 

16世紀、魔女狩りがドイツ全土に広まり、魔女として逮捕された多くの女たちは、悪魔に会いにサバト(黒ミサ)へ飛んでいったと自供した。どうやってサバトへ飛んでいったかというと、悪魔から空を飛べる飲み物や軟膏の作り方を教えてもらったり、もらったりして、それを飲んだり体に塗ったりしたという。

 

魔女狩り魔女裁判などのお話はまた詳しく書こうと思うので、今回は魔女が取り扱っていた薬草について書いていこうと思います。

 

薬草の魔力

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薬草にはどんな魔力が秘められているのか?

 


科学的には植物が持つ化学物質が人体へ物理的影響を与え体に様々な反応を示してしまう。また、精神的に影響を与え幻覚などを見せ、幻覚世界へとトリップしているのか?

 


ただ、それだけでは無く別の「何か」。魔力というのはその別の「何か」による力なのかも知れません。

 


そこには人々が持つ世界観、意識、環境、時代、空間、など複数の要素が集まる事で現実世界に影響を与えているんではないでしょうか?だからこそ様々な伝説や神話が生まれ語り継がれているんだろうと思います。

 


魔法の薬草の王様とも言われている「マンドラゴラ」

 

東地中海沿岸に起源を持つこの植物は、根っこの部分は二股に分かれ、人間の下半身のように見え、土から出るところは大きな葉が出て人間の髪の毛のように見えます。

 

魔女の薬草として使われる理由としては、アルカロイドのアストロピン、スコポラミンと言う毒成分を持つ事、そしてその植物の姿である。

 

このマンドラゴラには言い伝えがあり、マンドラゴラを掘り取る時に恐ろしい悲鳴をあげ、掘る人は耳栓をしないと発狂するか死んでしまう、その為にロープを根に結び犬に引っ張ってもらう、その際、犬は犠牲となり死んでしまうと言い伝えられているそうです。

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ハリーポッターでも出てきてましたね。

 

他にもたくさんの言い伝えがあり、この根を持っていると幸せ、富を得るが最後には滅ぼされてしまう。この根を持っていただけで魔女として捕まってしまった女性の話も伝わっている。

 

古代エジプトでは、マンドラゴラは3大媚薬の一つと言われ、ツタンカーメン王の墓の壁画や埋葬されていた小箱に、マンドラゴラを植えたりしている人々が描かれています。

 

ちなみにこのマンドラゴラは、そのまま食べれるみたいで、ほのかに甘く美味しいらしいです。

 


魔除けの薬草

現代でも、御守りを持つ人は多いと思います、迷信だと承知していても旅行や受験の時に御守りを身につけてたり、お正月に破魔矢を買う人も多いですね。

 

そんな魔除け、ドイツではアムレットとか、タスマリンと言い、古代ゲルマン人が使っていたルーン文字など、何かのシンボルマークをつけた紙片や指輪、ペンダントが主であり紙や木片、石や金属などでできています。

 

キリスト教社会では、十字架が効果的な魔除けですね。

 

魔女が使う魔除けの薬草もたくさんあります。

魔除けに使う薬草は強い香りを持つものが多く、家畜小屋の中で燻されたり、かまどで燃やされ、その香りが魔を避けると考えられていました。

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オトギリソウ

強い匂いが魔除けとして使われていたが、葉や花びらの数、植物の形なども魔除けとして使われていて、3枚葉はキリスト教においては三位一体を表し、4枚葉も十字架を表すので聖なる植物とされ、魔除けに効くとされていた。

5という数字も古代から聖なるものとみなされ、魔除けに使われる数字だ、一筆書きで描けるペンタグラムは様々なシンボルとして用いられています。

 

5枚の花弁を持つオトギリソウも特別な力を持った植物とみなされてきました。

 

オトギリソウの葉や花には精油を分泌する腺がある。抽出した精油はきれいな赤色で、味方によっては血のようで不気味にも思えます。

 


このオトギリソウ、漢字では「弟切草

江戸時代の百科事典にその名の由来が紹介されている。984年〜986年、晴頼という鷹匠がいて、薬草を使って鷹の傷を治すことに優れていた。

その薬は秘伝であったが、晴頼の弟がその秘密をもらしていまい、怒った晴頼は弟の首をはねて殺してしまいました、その秘伝の薬の正体がオトギリソウだったという。

 

このお話を裏付けるように、オトギリソウは炎症や外傷によく効くそうです。

 

12世紀ドイツで活躍した尼僧院長ヒルデガルト・フォン・ビンゲン

 

ヒルデガルトは1106年、8歳でデジボーデンベルク修道院に入り修行を始め、後にここの院長となった。

その後ルーパーツベルク、アイビンゲンに修道院を設立。

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その後に「フィジカ 自然の治癒力」という大著を書き上げた。

 

自然界における植物、動物、鉱石が人間の身体に与える効用を述べたものだが、そこに書かれている植物の多くは、道端や森の小道などで見つけられるものです。

ほとんどの薬草はヨモギのように地味でどこにでもある、そういう草にこそ優れた効果があるそうです。

 

植物を温と冷に分け、それぞれが対抗することによって人間の体内のバランスを保つのだと考えている、よい香りは悪魔が作る病気の予防になるといい、薬草が悪魔除けに果たす役割について多くを語っている。

 

ヒルデガルトはローマ教皇やドイツ皇帝にも認められた中世の宗教家だったが、しだいに忘れられていった。

ところが1960年代にアメリカで起きたウーマンリブの運動がドイツに入り、女性の歴史が検証され、ヒルデガルトの著作や生き方が再評価されるようになった。

 

現代では、彼女の自然についての知識、深い洞察に共感を寄せる人が増え、特に薬草を扱う人達にとってカリスマ的存在になってるそうです。

 

21世紀の今、自然を克服することに科学は行き詰まっているように見える。かつて魔女というレッテルを貼られた薬草を使う賢い女達の経験と知恵が見直されている。

 

科学テクノロジーが進み、人工物だらけの世界になっていく事は避けられない。それがいい事なのか?悪い事なのか?その答えはどの立場からの目線なのかで変わる気もするけど、生き物が暮らす為の家である地球からの目線で見ればいい事とは思えない。

だからこそ自然との調和を第一に考えた魔女達の世界観に立つことも必要ではないでしょうか?

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引用および参考とした文献

「魔女の薬草箱」西村佑子

 

 

この本は、近くの古本屋でなんとなく気になって買ったんだけど、魔女の歴史、薬草の知識が分かりやすくとても読みやすい本でした。

魔女と薬草の関わりを多くの人に知ってもらいたい、そして読んで面白く、見て楽しい本にしたいとあとがきに書いてあったんだけど、その通りの一冊でした。

ノアの箱舟 〜伝説と陰謀説〜

 

ノアの箱舟伝説

神は雷のような声を響かせた

「見よ、私は地上に洪水をもたらし、命の霊を持つすべての内なるものを天の下から滅ぼす、地上のすべてのものは生き途絶える」

 

神はノアの為に大規模で歴史的な計画を立てていた。

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ノアは神から次のように命じられた。

頑丈で大きな箱舟をゴルフェの木で作りなさい、箱舟にはいくつも部屋を造りなさい、一階と二階と三階を造りなさい。

さらに妻子や嫁たちと共に箱舟に入りなさい、全ての命あるもの肉なるものを入れなさい、それらは雄と雌でなければならない、それぞれの鳥、それぞれの家畜、それぞれの地を這うものが二つずつ、あなたの所へ来て、生き延びるようにしなさい、食べられる物はすべてあなたの所へ集め、あなたと彼らの食料にしなさい。

 

こうして、誰もが聞いたことのあるノアの箱舟伝説が生まれた。

 

箱舟は40日にわたる大洪水を生き抜き、激流の渦巻いた大洪水も収まっていった。

ノアの箱舟が最後に流れ着いた場所については、寒冷で不安定なトルコのアララト山だとされています。

 

 

世界各地に残る洪水伝説

洪水に関する物語や神話はキリスト教の中だけの話ではない、世界には多種多様な文化があり、多くの歴史、民話、神話に洪水伝説が存在しています。

しかも、どの物語も驚くほど似ているのがとても不思議です。

 

例えば、ヒンドゥー教では、大洪水の後に創造主ブラフマーの息子マヌが人類を救ったとされています、マヌが作った箱舟はアララト山ではなく、マラヤ山だった。

現在では西ガーツ山脈と呼ばれ、インド西海岸沿いの広大な地域に当たる。

 

他にも大洪水が世界をのみ込むという話はウェールズスウェーデンデンマークノルウェーフィンランドギリシャ朝鮮半島、中国、アルゼンチン、ボリビア、ペルー、更にはネイティブアメリカンの各部族を含めて、あらゆる民族に伝わっている。

 

これだけ世界中にあると、歴史的事実があるんではないでしょうか?

 

1997年に、コロンビア大学の物理学者ウォルター・クラークソン・ピットマンが聖書の大洪水が起こったのは紀元前5600年頃という早い段階で、発端は黒海での大規模な氾濫だったという説を提唱した。

 

そのあとも、ロスアラモス国立研究所の考古学者ブルース・マッスが、およそ五千年前に巨大彗星がマダガスカル島の沖合に落ち、巨大な津波を起こしたと言っています。

他にも数千年前に世界各地で同じような事が起きたとされているので、世界中で大洪水の物語が語られていったのだろう。

 

しかし、ノアの箱舟の物語には、記録に残る他の洪水伝説とは別の陰謀説が隠されている。

 

ノアの箱舟伝説と陰謀説〜

 

極秘ミッション

1949年米国空軍がソ連の軍事施設の建物や地上に置かれた兵器などを撮影するための秘密のミッションが行われていた。

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そこへ向かう途中には標高4300メートル、アララト山の上を飛ぶ事になっていました。

機が高度約3500メートル、搭乗していた主任撮影官は目を見張った。

少なくとも長さ150メートルという巨大な機体のようなものがアララト山の南斜面を覆う氷の下から突き出ていた、更に他の乗組員が同じくらい巨大な物体がアララト山の西側斜面にも発見した。第二の物体も雪と氷に閉じ込められている。

 

どちらも通常の航空機のものではない、アメリカ機であれ、ソ連機であれ、当時の機種では考えられない大きさだった。大急ぎで写真が撮影されたが、当然この写真は極秘扱いとなり政府機関の奥底にしまい込まれた。

 

こうして、ノアの箱舟アララト山に関する米国政府の研究が始まった。

 

1952年、トルコで米軍に従軍していたビル・トッドという人物がアララト山で雪と氷に半ば覆われた巨大な物体を目撃、この物体をトッドは巨大な船だったと証言しています。

 

ライトパターソン空軍基地のある地形工学センター出張所に臨時配属され、1972年まで出張所長をしていたリビングストーンが、退役からかなりの年月が過ぎてから明らかにした事が、1954年のある朝、名前も知らない空軍大尉が執務室にやってきて一枚の写真を見せられた。

リビングストーンの記憶では、写真には長方形の物体がハッキリと写っていて、輪郭線は黒く、薄い氷に覆われているようだと。

大尉にこの奇妙な物体の大きさを推計するように言われ、一時間ほど写真を分析して、なんとかやり遂げた、写真を大尉が受け取ると礼を言い去っていった。

その後、その大尉の顔を見る事はなかったとリビングストーンは言っています。

 

それから一年後の1955年

 

フランスの探検家が非常に古い木材を偶然に発見している。

明らかに人間の手で作られたものであり、場所は米国空軍が撮影した二か所から近い場所だった。

また同じ1950年代の後半には、CIAのイギリス版であるMI6が、ノアの箱舟に関するファイルをアメリカ情報部と密かに共有していた。

その中で注目されるのは、1944年から1945年にナチスノアの箱舟の残骸の在り処を特定しようとしていたことだ、MI6の文書はなぜナチスが箱舟の真実を暴くことにそれほど熱心だったか、正確にのべていない。

しかし、組織だった秘密の動きがあった事は疑う余地がない。

 

トルコにいたMI6の情報提供者によれば、ナチスは箱舟が見つかるとされる地域の写真を手に入れようとして、少なくとも二度アララト山の上空で気球による作戦を実施している、この作戦は成功しなかったようだが、アメリカ当局を納得させる役目はまちがいなく果たした。

ナチスが十年以上も前に箱舟の探索を行い、イギリス人も秘密情報を集めていたというのなら、そこに探すに値するものがあるにちがいないと。

 

 

秘密を守ろうとするスミソニアン協会

1968年、スミソニアン協会で働いていたデービッド・ダックワーズが仕事をしている時に、木製の箱がいくつか慎重に運び込まれてきた、中身は古い道具や木材の破片がいっぱいだったそうで、職員の間ではかなりの噂になっていました。

 

これはMI6がCIAと共有していたナチスの箱舟に関する書類と関係があったのだろうか?

 

ダッグワーズによれば、貨物にはアララト山の写真が数多く添えられていて、厚い氷に半ばまで覆われた船のような物体が見えたという。

だが、職員はこの貴重な発見物について決して口外するなと命じられ、全ての名も知れぬ目的地へ運び込まれてしまったのだ。

 

誰にも話をするなと言われたダックワーズだが、「本当にノアの箱舟を見た者はいるのか」著者ヴァイオレット・カミングスで、話の一部を表沙汰にしたのだ。

 

この本が出版されたのは、ダッグワーズがスミソニアンでの経験から10年以上も経ってからの事だったのに、何者かがダッグワーズをずっと監視していたか、箱舟に関する事に目を光らせていたのか、ほどなくダックワーズはFBIによって破滅させられている。

 

1970年代が始まろうかという時期にも、ノアの箱舟への政府の関心は秘密裏に継続していたのである。

 

情報公開を拒むCIA

すでに見てきたように、記録に残っている数々の証言は軍部と政府が、1940年~1960年にかけてノアの箱舟の物語に深い関心を寄せていたことを強く示しているが、当のCIAの記録からは、この時期のファイルや文書が完全に欠落している。

CIAが一般公開可能として選択した資料は1970年以降のものばかりだ。

 

1973年

米国空軍士官学校のウォルター・ブラウン中佐が、CIAが独自に撮影したアララト山の写真にノアの箱舟の存在証拠が何か写っていないかを問い合わせてきたとされている。

ブラウン中佐はすぐに回答を受け取った。

返答は、アララト山の航空写真は確かに撮影されたが、怪しいものはもちろん写ってはいないと、それでもCIAは、何も映っていない写真を公開する事も、機密指定を解除することも、ブラウンにそれを見せる事もなかった。

 

何も写っていない写真を公開する事に、どんな問題があるんでしょうか?

写真の機密を解除すれば様々な噂話や陰謀論も終息させられるのではないでしょうか?

 

1975年

フェルナン・ナヴァーラはワシントンDCにある展示ブースで前年にかいた著書「ノアの箱舟、わたしはそれに触れた」を宣伝していた。

そして、その貴重な証拠品も展示されていた。

(証拠品はナヴァーラ自身がどのような方法でかはわからないが、アメリカに持ち込まれた木片)

 

この場に写真分析センター(NPIC)の分析官が何人か正体を告げづにナヴァーラのブースを訪れたと、CIAの記録にある。

 

CIAが1975年頃の関連文書で「箱舟問題」と呼んでいたものについて、更に多くを知りたかったようだ。

 

もしCIAがノアの箱舟を発見していないのなら、なぜ「問題」という語が使われているのか?そして、その問題とは具体的にどういった性質のものなのか。

残念ながらまだまだ疑問も多く、決定的な答えはない。

 

今回の情報元はイギリス人作家、ニック・レッド・ファーンの「ペンタゴン特定機密ファイル」からです、そしてこの本ではまだノアの箱舟問題の続きがあります。

ペンタゴン特定機密ファイル [謎の遺物・古代の核戦争・失われた文明] アメリカ情報機関の極秘調査

その続きは、また今度紹介したいと思います。

 

ではでは。